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グレート・ピレニーズ

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グレート・ピレニーズ




体型と特徴 堂々とした身のこなしで知られるグレート・ピレニーズは、優雅で威厳があり、体高より体長がやや長く、骨太でほどよく筋肉のついた大型の犬種です。厚い被毛に覆われているため、実際の体型よりも大きく感じられます。 傾斜のきつい山の斜面で、羊などの家畜の群れを守る仕事に従事していたので、力強さと機敏さに長けており、ゆったりとのびやかな足取りで歩くのが特徴的です。 ピレネー山脈の厳寒のなかでもその寒さから身を守り、悪天候に耐えて作業できる、羊毛のように密集した下毛と、平らで硬く長い上毛の二層構造の被毛に覆われています。 体全体から、格調高く、思慮深い雰囲気がかもし出されています。 この犬種が完成するまで ピレニアン・マウンテン・ドッグという名前でも知られているグレート・ピレニーズのこの犬種が完成するまでは大変古く、チベタン・マスティフが祖先犬ではないかと考えられています。 古くは、中央アジアから、アーリア人や海の商人だったフェニキア人によってヨーロッパに持ち込まれ、スペインのピレネー山脈やその他のヨーロッパの山岳地で飼われるようになりました。 当初からこの犬種は、羊などの家畜の群れを守る番犬として使われていたようです。当時の壁画の中には、家畜を襲ってくる害獣や盗賊などに喉元を攻撃されないように、鉄のトゲがついた首輪をつけた2匹のグレート・ピレニーズの姿が描かれています。 中世のフランスでは、グレート・ピレニーズは壊されることのない要塞のようなイメージで知られており、威風堂々とした警備犬として活躍していました。やがてこれらの犬たちを番犬として置いておくことが、各地の領主のステータスとまで考えられるようになりました。 グレート・ピレニーズはフランスのある貴族の目に留まり、ルイ14世のいた宮廷に番犬として飼われることになります。その後、1675年には、ルイ14世によって「フランス王室犬」に定められることになりました。 ちょうどその頃、カナダでは、グレート・ピレニーズがニューファンドランド島に持ち込まれていました。しかし、ここでは、ニューファンドランドという犬種の発達に大きな役割を果たしたものの、グレート・ピレニーズとしての血統を発達させることはありませんでした。また1824年には、グレート・ピレニーズが、ラファイエット将軍によってアメリカに持ち込まれたという初めての記述が確認されています。 この犬種はフランス王室からいなくなり、断絶された国境近くのバスク地方で、作業犬として生き続けることになりました。そこではたくさんの子犬が、イギリスやその他の国々から来た観光客に売られていきました。しかし、残念ながらこういった犬たちには、成長しても、気高く堂々とした風貌など、この犬種が昔から絶賛されていた特質は見られませんでした。 イギリス国内においても、グレート・ピレニーズへの関心はどんどん薄れていきましたが、幸運なことに、一部の山岳地帯では、質のよい血統を受けついだ犬種が生き残っていました。その後、愛好家たちは、これらのすばらしい血統の犬たちをもとにこの犬種を発達させ、現在のグレート・ピレニーズの基盤が築かれることになりました。 グレート・ピレニーズは大々的にアメリカに持ち込まれ、現在でもその人気を維持しています。

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